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勝央町出身の出版人 岡本経一の養父であり、師でもある劇作家 岡本綺堂。本町ゆかりの「怪談文芸の名手」岡本綺堂を顕彰し、子ども時代から怪奇に触れ「怪談」を心から愛した綺堂にちなみ、全国の小中学生から「こわい話」を募集する作文コンクールを実施いたします。
この作文公募は、令和4年度の岡本綺堂生誕150年記念展を機に、本町出身の出版人で綺堂の養嗣子である岡本経一が尽力し、かつて設置された「岡本綺堂賞」の志を引き継ぐべく創設したものです。
昨年も全国から123点の作品をお寄せいただき、子どもたちの独創性に溢れる作品の数々を収めた入賞作品集を発行することができました。4回目となる本年もこのコンクールを実施し、綺堂の業績を次世代に伝え、綺堂作品が子どもたちに読み継がれていくことを望むとともに、子どもたちの創造力を育む機会となることを目指しています。
審査委員長は、子どもから大人までを震え上がらせた『怪談えほん』シリーズ(岩崎書店)の監修者 東雅夫(ひがし・まさお)先生です。

 

岡本綺堂(おかもと・きどう)1872−1939 <劇作家・小説家>

顕彰者 岡本綺堂

第四回こども怪談コンクールに向けて
 
東雅夫
 
 岡山県の勝央美術文学館が主催する、作家・岡本綺堂顕彰のための催し「こども怪談コンクール ぷち ぶち こわいはなし」も、早いもので今年で第四回を迎えます。
 怪談の名手だった綺堂にちなみ、上限八〇〇文字で書かれた「小さな怪談」作品を公募するというユニークな発想から生まれたこの文学賞は、発祥の地である岡山県ばかりでなく、全国の小・中学校へと広がりを示し、多くの優れた作品が寄せられるようになりました。
 一読、背筋がゾッとするような「怖い怪談」を執筆する……これは容易なことではありません。アッと驚く斬新な着想と、読者の興味を繋ぎとめる巧緻な筆の冴えがあって初めて、可能となることなのです。まさに「文学の極意は怪談にあり!」(文豪・佐藤春夫の言葉)であると言えるでしょう。
 小・中学生の皆さんが、この難関に挑戦し、大人たちも驚くような見事な作品を生み出してきた事実は、本当に素晴らしいことだと思います。
 審査委員長を拝命する私も、今年はどのような「新しい恐怖」と出会えるのか、今から楽しみでなりません。ぜひとも多くの皆さんの、ふるっての御応募をお待ちしたいと思っています。さあ、新たな「恐怖の扉」を開くのは、今これを読んでいるアナタかも知れませんよ!

 
審査委員長 東雅夫

東雅夫(ひがし・まさお)
1958年、神奈川県横須賀市生まれ。アンソロジスト、文芸評論家。
早稲田大学文学部卒。1982年より「幻想文学」、2004年より「幽」の編集長を歴任。2011年、『遠野物語と怪談の時代』で第64回日本推理作家協会賞を受賞。著書に『百物語の怪談史』(角川ソフィア文庫)ほか、編纂書に『文豪ノ怪談ジュニア・セレクション』(汐文社)ほか多数、監修書に『怪談えほん』(岩崎書店)ほか。最新刊に、泉鏡花『外科室・天守物語』(新潮文庫)『怪獣談』(平凡社ライブラリー)など。

 

募集要項

 

第4回こども怪談コンクール募集要項表面

第4回こども怪談コンクール募集要項裏面

●募集テーマ 

勝央町ゆかりの劇作家 岡本綺堂を顕彰し、怪奇小説作家でもあった綺堂にちなんで全国の小中学生の皆さんから「こわい話」を募集します。 お化けや幽霊、妖怪、はたまた名も無い何か・・・私たちとは違う怪しい存在たちが引き起こす不思議でぞっとするこわーい話、お待ちしています。

●対象 

小学生・中学生 

●応募規定 

応募作品は日本語で書かれた800文字以内の作品で、本人が創作した未発表のもの、1人1点に限ります。

データでのご応募に限ります。(※保護者による文字入力の補助は可とします)

●応募方法 

ご応募はウェブ応募フォームからのデータ送信のみ受付します。 持ち込み・郵送は受付しません。
作品の最後に「おわり」の3文字を入力してください。(※この3文字は作品には含まれません)
作品データを下記のウェブ応募フォーム二次元コードから、もしくは、こちらhttps://apply.e-tumo.jp/town-shoo-okayama-u/offer/offerList_detail?tempSeq=46817
から、送信してご応募ください。(6月1日から受付開始になります。)

※入賞した場合は、応募時のデータをそのまま入賞作品集に掲載しますので、応募者名・学校名・学年・作品に誤字脱字がないよう、ご応募の前にご確認をお願いします。

【学校単位での応募について】
団体応募様式を下記よりダウンロードし、メールに添付して、勝央美術文学館(shoomuse@town.shoo.okayama.jp)宛てに送信してください。
◎メールの件名に「第4回こども怪談コンクール団体応募・学校名」を入力してください

※作品が入賞した場合にかぎり、入賞作品集掲載原稿の校正と、表彰への出欠確認のため、メールアドレス・住所・連絡がつきやすい電話番号を、保護者から直接、勝央美術文学館あてに勝央美術文学館ウェブサイトページ下端にあるお問い合わせフォームからお知らせいただきます。
※作品のテキストデータを「作品データ」のセルに貼り付けてください。(作品をWord等のファイルで提出しないでください)
※下記Excelに「第4回こども怪談コンクール同意書」のシートがありますので、応募者全員にお渡しください。

 excelファイル「第4回こども怪談コンクール団体応募様式」をダウンロードする(XLSX:22kB)

 

<第4回こども怪談コンクールウェブ応募フォーム>

第4回こども怪談コンクール応募フォーム二次元コード 

<第4回こども怪談コンクールウェブ応募フォーム>

https://apply.e-tumo.jp/town-shoo-okayama-u/offer/offerList_detail?tempSeq=46817

●賞

小学生の部・中学生の部、それぞれの優秀作品を表彰します。

◇特 賞 各1名・・・賞状、副賞として図書カード1万円分

◇優秀賞 各1名・・・賞状、副賞として図書カード5千円分

◇入 選 各4名程度・・・賞状、副賞として図書カード千円分

◇佳 作 各4名程度・・・賞状、副賞として図書カード5百円分

※入賞作品を掲載した作品集を発行します。

●受付期間

令和7年6月1日(日)〜7月31日(木)必着

●発表

令和7年9月中旬(予定)勝央美術文学館ウェブサイト上で発表

●表彰

令和7年10月12日(日)勝央美術文学館で行う予定です。

●注意事項

※応募者の個人情報は、コンクールの運営に必要な範囲内でのみ使用します。
※入賞作品の著作権は、原作者と主催者に帰属します。
※入賞作品は、岡本綺堂顕彰事業に使用されることがあります。
※応募作品は、勝央町の出版物などに無償で利用できるものとします。
※応募作品に誤字がある場合、選考の過程で修正することがあります。
※選考についての問い合わせには応じられません。
※盗作・類似・流用等、著作権に触れるものは審査の対象外とし、表彰後でも受賞を取り消します。

◎みなさまからのたくさんのご応募、お待ちしています。

pdfファイル「第4回こども怪談コンクール募集要項」をダウンロードする(PDF:1.6MB)