きむらき 明治27(1894)年2月12日、現在の勝央町岡に生まれる。幼少期から『少年世界』へ投稿を始め、さらには大人たちも肩を並べる『文章世界』で一等をとった。
 早稲田大学英文科卒業後、隆文館や春秋社の編集部で評論・翻訳に携わる。大正関東震災直後、29歳の時に処女小説『兎と妓生と』 が大阪毎日新聞(夕刊)で連載される。大正14(1925)年『小説研究十六講』を出版。松本清張に影響を与え、菊池寛に大絶賛されるベストセラーとなる。その他、明治文化の研究をはじめ、様々な分野に関する著書を発表。大衆文学に実話文学という新しい領域を開拓。功績が認められ、第26回菊池寛賞を受賞。
 昭和30(1955)年、東京都の参与に就く。
 昭和52(1977)年、勝央町公民館前庭に木村文学碑を建立。
 昭和54(1979)年9月18日逝去。享年86歳。
 昭和55(1980)年12月17日、勝央町名誉町民に追頌される。

代表作:『小説研究十六講』(1925年/新潮社)
    『クーデンホーフ光子伝』(1971年/鹿島研究所出版会(現:鹿島出版会))