おかもときょういち 明治42(1909)年3月25日、現在の勝央町岡に生まれる。旧姓 森部。
 大正12(1923)上京。同14(1925)年同郷の額田六福の紹介で岡本綺堂の書生となる。昭和12(1937)年、子どものなかった綺堂夫妻は、真面目で実直な性格の経一を見込んで養嗣子とした。
 綺堂の死後、戦争の混乱期を経て、出版社〈青蛙堂書房〉を立ち上げるが倒産。綺堂の17回忌の昭和30(1955)年に〈青蛙房〉を再び立ち上げ現在に至る。本の制作では、企画、編集、校正を自ら行い、昭和41(1966)年、江戸時代風俗研究書の出版活動が認められ、第15回菊池寛賞受賞。また平成元(1989)年には、『岡本綺堂日記』 の「綺堂戯曲年表」が評価され、第24回長谷川伸賞を受賞。
 平成22(2010)年11月15日逝去。享年101歳。

代表作:『私のあとがき帖』(1980/青蛙房)
    『岡本綺堂日記』(1987/青蛙房)